クラウドを「知ろう」「使おう」
クラウドを「知ろう」「使おう」

大手クラウドサービスのメリット・デメリットを徹底比較!

クラウド 全般 Google Cloud Platform Oracle Cloud Platform IBM Cloud クラウド比較 Microsoft Azure

目次

  1. Amazon Web Services - AWS
  2. Google - Google Cloud Platform(GCP)
  3. IBM - IBM Cloud
  4. Microsoft - Microsoft Azure
  5. Oracle - Oracle Cloud Platform
  6. 自社に適した強みを持つクラウドサービスを選ぼう

クラウドサービスは、システム環境の構築に必要なITインフラを手軽に調達する手段として多くの企業に利用されています。導入・運用コストの安さや保守管理の手間がかからないなどのメリットがあることから、今日では自社でインフラを手配、構築、運用するオンプレミスからクラウドに移行する企業も珍しくありません。

 

主要なクラウドサービスプロバイダとしては、AmazonやGoogle、IBM、Microsoft、Oracleが知られています。クラウドへの移行を検討している企業にとっては、それぞれのサービスにどんなメリット・デメリットがあるのか気になるところでしょう。

 

この記事では、大手5社が提供するクラウドサービスの特徴を順番に解説します。メリット・デメリットを比較し、クラウドサービスの選定にお役立てください。

 

 

Amazon Web Services - AWS

Amazon Web Services(AWS)は、ネット通販で知られるAmazonが提供するクラウドサービスです。運用が開始されたのは2006年と業界内でも早く、現在に至るまでクラウド市場をリードしてきました。市場シェアは3割以上にもおよび、2位以下のプロバイダに大きな差をつけています。

 

シェアが大きいことから、採用されている技術の多くが業界標準になっているのがメリットです。多くのサードパーティーベンダーがAWSに準拠したインターフェースやAPIでサービスを提供しているため、システムを構築する際はスムーズに連携できます。利用者数も多いことから、活用方法や事例紹介などユーザ同士の交流も活発です。

 

デメリットとしては、毎月の費用がいくらかかるのか読みにくい点が挙げられます。AWSの利用料金は使用したストレージ容量、送信したデータ量、リクエスト件数によって決まりますが、利用状況によっては毎月の費用が大きく変動することも珍しくありません。サーバー単位で費用が決まるサービスと比べるとコスト負担が読みにくいといえるでしょう。

 

 

Google - Google Cloud Platform(GCP)

ネット検索エンジン大手のGoogleが提供するクラウドサービスです。AIや機械学習などビッグデータを活用した分析技術でGoogleが先行する分野のサービスを利用できるメリットがあります。「BigQuery」と呼ばれる高速検索サービスによって、膨大なデータも短時間でアクセス・利用可能な特徴あるSaaSです。

 

認知度ではAWSに及んでいないため、日本語ベースの情報が少ないというデメリットがあります。新しい活用アイデアや既知のノウハウを調べたい場合には、英語で情報収集する必要性に迫られることもあるでしょう。

 

 

IBM - IBM Cloud

IBM Cloudは、IBMが提供するクラウドサービスです。かつてはハードウェアの会社として知られていたIBMですが、現在ではクラウドを始めとするソフトウェア、サービス事業への転換を目指しています。もともとハードウェアと特に関連が深い基幹業務システムの構築やクラウドへの移行に適しており、豊富な実績がある点が強みです。AIで自社データを活用するサービス「IBM Watson」も利用できます。

 

IBMはハードウェアとサービスという2つの事業に経営資源を分散している状態です。そのため、ほかの企業に比べて業界の変化や新たなテクノロジーの導入に遅れをとってしまうリスクがあることは否めません。

 

 

Microsoft - Microsoft Azure

オペレーションシステム(OS)の「Windows」で知られるMicrosoftが提供するクラウドサービスです。OSで圧倒的なシェアを誇るWindowsとの親和性が高く、さまざまなアプリケーションを動作させるためのプラットフォーム(PaaS)としての側面が強いという特徴があります。

 

 

Oracle - Oracle Cloud Platform

Oracle Cloud Platform(OCP)は、データベース事業でトップを走るOracleが提供するクラウドサービスです。構造化データベースで技術的な優位があり、オンプレミス、クラウドを連携させたハイブリットクラウドの環境を構築することもできます。

 

システム環境をデータベースとして利用するなら最適といえるサービスですが、AWSなどに比べると後発なため、認知度の面で劣っているのがデメリットです。今後、普及が進んでいけばそのポテンシャルがより高く評価されていくことになるでしょう。

 

 

自社に適した強みを持つクラウドサービスを選ぼう

クラウドサービスは、プロバイダごとに異なる強みを持っています。

 

AWSは多様なエコシステムを組み合わせて使いやすいところに利点があり、GCPはビッグデータの活用に適している点が強みです。IBMは基幹業務システムのクラウド移行で優位性があり、IBM Cloudはプラットフォームとして利用するシステムに適しています。クラウドを含めた統合的なデータベースを構築したいならOCPが最良のソリューションとなるでしょう。

 

各サービスの特徴をよく理解したうえで、解決すべき自社の課題に合わせて最適のクラウドサービスを選ぶとよいでしょう。