クラウドを「知ろう」「使おう」
クラウドを「知ろう」「使おう」

目次

  1. サービス内容はニーズに合っているか
  2. 費用対効果は見込めるか
  3. データ移行の難易度は
  4. カスタマイズの自由度は?
  5. クラウドは便利だが、利用上の注意点も多い

昨今のクラウドの流行から、オンプレミス中心の企業内でも「そろそろクラウドを活用できるようにならないとまずいのではないか?」という危機感が募っているのではないでしょうか。

 

クラウドサービスがこれだけ広まっている理由はいくつかありますが、その最たるものはやはりコストでしょう。特に初期費用については、オンプレミスがシステムをトータルで購入するのに比べ、言わばレンタルの形をとるため、非常に低く抑えることができます。運用コストについては、通常クラウドは利用した量に応じて課金されるため一概には言えませんが、初期費用+保守費と比較した場合、うまく計画すればオンプレミスより低額にすることも可能です。

 

今回は、いざクラウドを利用するどのような点に注意してクラウドを利用すればよいのかについてご紹介いたします。

 

 

サービス内容はニーズに合っているか

サービス内容とニーズのすり合わせ

クラウド、という大枠で捉えると漠然としすぎていてピンと来ないかもしれません。まずは、システム要求の洗い出しと、それに対応するクラウドサービスの洗い出しから行いましょう。

 

上手くマッチすればよし、そうでなければ、その要求に対してそのサービスがどの程度使えるのか、使えない部分はどうやって補うのかを検討していきます。いわゆるフィット&ギャップです。これはオンプレミスの場合でもパッケージ製品適用の場合には似たような作業を行いますので、イメージしやすいことでしょう。

 

 

費用対効果は見込めるか

費用対効果は最重要

クラウド利用で一番怖いのは、やってみたが結果的にオンプレミスより高くついた、となることです。こうならないためにも、まずはクラウド利用にかかる費用の試算は入念に行なう必要があります。クラウド費用はオンプレミスに比べると複雑ですので、その解説は別記事に譲りますが、緻密に計算しなければなりません。

 

ここで注意が必要なのは、オンプレミスでの運用をクラウドに置き換えて試算するだけでは不十分だという点です。

たとえば、運用開始後にリソース不足に陥った場合のスケールアップ費用や、24時間365日ノンストップで機器を動かさなければならない場合の保守費、障害発生からの想定復旧時間(MTTR)とその機会損失など、実際の運用に即したさまざまなシーンを考慮して費用を計算し、その効果と合わせて評価すべきです。つまり単純な費用比較でなく、費用対効果の比較を行う必要があるのです。

 

 

データ移行の難易度は

意外と見落としやすいデータ移行

完全な新規業務の新規システム構築であればデータ移行は発生しませんが、既存システムのリプレースの場合は、既存システムからのデータ移行が発生するかと思います。

 

オンプレミスの場合は、「データ排出→新旧データマッピング→データ取込プログラム開発→データ取込」といった流れになるかと思いますが、これをクラウドで行う場合はどうなるのでしょうか。

問題はデータ取込プログラム開発、データ取込の部分です。IaaS(Infrastructure as a Service:環境クラウド)だけの場合は、オンプレミスと大差ないでしょうが、SaaS(Software as a Service:ソフトウェアクラウド)の場合、この部分はクラウドベンダーの協力なしでは困難でしょう。

クラウドベンダーがどのくらいデータ移行に協力してくれるのか、またその時の費用はどのくらいなのかをしっかり押さえておく必要があります。つまり、クラウド利用に際しては、データ移行計画もしっかりと立案することが重要なのです。

 

 

 

カスタマイズの自由度は?

クラウドはレディメイド

クラウド上のアプリケーションを利用する場合、どの程度カスタマイズに対応できるのかを調査しておくことも重要です。レディメイドのアプリケーションをそのまま適用できるケースは稀ですので、カスタマイズがどのくらい発生するのか、対応してもらえるのか、対応できない場合は代替案があるのかも検討が必要です。

 

 

クラウドは便利だが、利用上の注意点も多い

以上、クラウド利用の注意点を簡単にご紹介しました。こうした注意点を事前に押さえて置くことで、クラウド利用への敷居がかなり低くなるかと思います。クラウドを検討される際は、ぜひ参考にしてみてください。