クラウドを「知ろう」「使おう」
クラウドを「知ろう」「使おう」

アメリカのサーチエンジン戦略会議から生まれた「雲」?いまさら聞けないクラウドの歴史!

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目次

  1. クラウドの誕生はいつ頃?
  2. クラウドとは、そもそもどんなものなの?
  3. クラウドコンピューティング発展の足跡をたどってみよう
  4. クラウドコンピューティングはコンピュータ利用形態の進化系

気がつけばよく耳にするようになったクラウドという言葉ですが、漠然とした概念も相まって、捉えどころのない印象があります。

 

一体、クラウドとはいつ頃できて、そもそもどのようなものなのでしょうか?

この記事では、クラウドの歴史を振り返りながら、どのようなものであるのかを整理してご紹介いたします。

 

 

クラウドの誕生はいつ頃?

「クラウド」は「雲」という意味であり、クラウドコンピューティングが正式な呼び方です。クラウドコンピューティングという言葉は、2006年にGoogleのCEOであるエリック・シュミット氏 がアメリカ・カリフォルニアで開かれた「サーチエンジン戦略会議」で初めて使ったといわれています。

この会議でエリック・シュミット氏は「ブラウザの種類もアクセス手段も、パソコンかマックか、携帯電話かも無関係です。”雲(クラウド)”のような、巨大なインターネットにアクセスすれば、その利益、その恵みの雨を受けられる時代になっています。」と発言したとされています。

もうすぐ2020年を迎えようとしている現代ではあたりまえの感覚ですが、それを2006年のインターネット黎明期に発言されたあたりは、さすがという感じがします。

 

それまでもネットワーク経由でのコンピュータ利用はありましたが、クラウドは、コンピュータ利用形態の第4世代として、またたく間に普及しました。ちなみにコンピュータ利用形態の第1世代からを整理すると、以下のようになります。

 

第1世代:汎用機(大型コンピュータ)による集中処理

第2世代:オープンシステムによるクライアントサーバ

第3世代:インターネットを活用したネットワーク活用型分散処理

第4世代:ユーザがサーバを意識しないクラウド形態

 

 

クラウドとは、そもそもどんなものなの?

クラウドの特徴はいくつかあります。

 

・ネットワークを介してサービスを受ける

・ユーザは、サーバがどのように構成されているのか知る必要はない

 特にIaaSやPaaSの場合は、サーバを含むハードウェア構成を意識しないで済む

・従量課金が多い(使った分だけお金を払う形態)

・リソースの増減を自由に変えられる

 

特に大きな特徴は、ユーザがサーバ構成を意識する必要がないことでしょう。

ネットワークを介したサービスは、以前からASPとして存在していましたが、クラウドほどの自由度はありませんでした。クラウドは、ユーザが必要な時に必要なだけリソースをレンタルでき、その量に応じて料金を払うという、サービス型のコンピュータ利用形態です。

 

 

クラウドコンピューティング発展の足跡をたどってみよう

代表的なクラウドサービスの立ち上げは、以下のようになります。

 

2002年:Amazon.comがAWS(Amazon Web Services)を立ち上げる

2006年:クラウドコンピューティングという言葉が初めて使われる

2008年:GoogleがGAE(Google App Engine)を一般公開

2008年:マイクロソフトがAzureのサービスを開始

2009年:IBMがIBM MCCS(Managed Cloud Computing Service)を立ち上げる

2012年:OracleがOracle Cloudを発表

 

後発のOracle Cloudでさえ、発表されてから7年ほど経過しており、クラウドの雄であるAWSに至っては17年ほどの歴史があることを考えると、クラウドは意外と昔からあるものなのです。

 

 

クラウドコンピューティングはコンピュータ利用形態の進化系

この記事でご紹介したように、クラウド登場以前は、コンピュータはハードを含めて所有するものでした。汎用機時代はユーザは1台の大型コンピュータをシェアしていましたので、そういう意味ではクラウドっぽいですが、サーバを意識する必要があるのがクラウドとの決定的な違いです。その後のダウンサイジング・オープンシステム化の流れの中で、オンプレミスが主流となりましたが、リソースコントロールの難しさ、高額な保守費用に悩まされ続けてきました。そしてクラウドコンピューティングが登場しました。

 

クラウドはこうした問題をすべて解決でき、まさにコンピュータ利用形態の進化系といえるでしょう。