クラウドを「知ろう」「使おう」
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クラウドサービスは、いま流行のAIと関係があるの?

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目次

  1. AIとクラウドは関係があるの?
  2. クラウドにおけるAIの活用方法
  3. 今後はますますAIがクラウドを助ける
  4. 「クラウド + AI」は近い将来コンピュータ利用形態の主流に

近年、AIはクラウドと同じくらい頻繁に耳にする言葉です。AIといえば、たとえばソフトバンク社のロボットPepperや、自動車の自動運転やセーフティ技術、AIスピーカー、GoogleアシスタントやiPhoneのSiriなど、身近な技術として浸透しつつあります。

 

同様に、クラウドもコンピュータ利用の世界では当たり前の技術となっており、もはやなくてはならないものです。それでは、AIとクラウドの両者には、何か関係があるのでしょうか?それともまったく関係ないものなのでしょうか?

 

今回は、クラウドサービスとAIの関係についてご紹介いたします。

 

 

AIとクラウドは関係があるの?

クラウドサービスは、ユーザから見ると非常に便利です。サーバの構成をまったく意識する必要もなく、必要な時に、必要なだけリソースを割り当ててもらい、利用料金は使った分だけなのですから、誰でも気軽にコンピューティングサービスを受けることができます。

 

その一方、クラウドサービスを提供する側、つまりクラウドベンダーからすると、その運用は年々複雑化しています。クラウドコンピューティングのベースには仮想化技術がありますが、仮想サーバへのリソース割当管理、変更管理、セキュリティ管理など、利用ユーザが増えれば増えるほど、大変さが増していきます。

 

そこで登場するのがAIです。AIは知恵という意味では人間には及ばないものの、大量のデータを扱う作業や、24時間365日休むことなく行う必要がある単純作業などをさせるのに適しています。クラウド運用のかなりの部分を、こうした単純作業が占めていますので、AIを活用できる範囲はとても広いといえるでしょう。

 

 

クラウドにおけるAIの活用方法

コンピュータの運用は、非常に骨が折れる作業です。

 

たとえば故障検知ですが、いつ壊れるとも知れないコンピュータ機器の状態を常に監視し、ひと度異常を検知したら素早く対応して少しでもサービスに影響がでないようにしなければなりません。現状では、これをサーバの運用者が人手で行っています。これにAIを活用すれば、故障検知を自動化することができ、簡単な対応なら自動的に復旧まで行うことが期待できます。

 

また、ネットワーク監視、セキュリティ監視、ログ管理なども人手で行うのはとても大変な作業です。こちらも同じく、AIを使って監視し、怪しい兆候を検出したらサーバ運用者に通知する、となれば、運用は今より大幅に楽になるでしょう。楽になる、ということは経費がかからないということです。それはつまり、ユーザにも使用料の値下げといった恩恵として還元されるという期待ができるということにもつながります。

 

 

今後はますますAIがクラウドを助ける

クラウドにおけるAIの活用分野は運用支援に留まりません。

 

たとえば、必要なリソースを割り出す支援に利用する方法も考えられます。クラウドは自由に使用リソースを設定できる反面、ユーザが行いたいコンピューティングに、実際どれだけのリソースを割り当てるのが最適なのかは悩ましいところです。

 

こうした最適化問題はAIの得意とするところですので、必要な情報をAIにインプットすると、クラウドで割り当てるべき最適なリソース量やサービス形態を提案してくれる、といった活用方法も期待できます。

 

また、オンプレミスからクラウドへの移行についても、条件をAIに伝えると、移行方法から運用方法まで、細かく的確に提案してくれる、といった応用方法も考えられるでしょう。

 

 

「クラウド + AI」は近い将来コンピュータ利用形態の主流に

AIの活用分野は益々広がっています。その中に、クラウドコンピューティングへの利用も含まれています。AIを使えば、クラウドはもっと安価に、もっと手軽に、もっと安全に利用できるようになるでしょう。

 

大手のクラウドベンダーも、同業他社との競争に勝つために、こうした先進技術の利用には積極的です。近い将来、クラウド利用のサイトにアクセスすると、AIチャットがお出迎えしてくれる、という事も十分にあり得るでしょう。