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【Oracle CloudとAWS】性能と料金を徹底比較

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目次

  1. コスト/パフォーマンス/運用からみるOracle CloudとAWSの違い
  2. Oracle Cloudが選ばれる理由:Oracle Database

クラウドサービスを比較するにあたって、ほとんどの企業が最初に検討候補に挙げるのはAmazon Web Services(AWS)でしょう。AWSは2018年現在、パブリッククラウドサービス市場において3割以上という最大のシェアを誇っています。

 

一方、データベースの分野でトップシェアを占めているのがOracleです。「データベースをオンプレミスからクラウドへ移行したい」といった課題を抱えている企業にとっては、同社が提供するクラウドサービス「Oracle Cloud」も有望な検討候補だといえるでしょう。

 

この記事では、Oracle CloudとAWSにどのような違いがあるのか、性能と料金体系を比較しました。

 

 

コスト/パフォーマンス/運用からみるOracle CloudとAWSの違い

クラウドサービスを比較するポイントはさまざまですが、特に重要な要素として「コスト・パフォーマンス・運用上のメリット」の3点が挙げられます。

 

AWSは使用したサーバの稼働時間・ストレージの容量と使用期間・データ転送量に応じて費用が変わる従量制を採用しています。それに対してOracle Cloudには従量制と定額制の両方が用意されており、必要に応じて2つの方式を組み合わせて支払うことも可能です。

 

従量制には不必要なコストがかからない利点がありますが、リソースの使用量や稼働時間、データ転送量によってコストが大きく変化してしまう恐れもあります。その点、Oracle Cloudでは標準的なリソース使用量に合わせた料金を定額制で支払え、一時的に稼働リソースが増加したときは不足分を従量制で補うような使い方も可能です。季節やイベントなどによってリソース使用量や稼働時間、データ転送量が大きく増減するようなシステムを運用している場合、Oracle Cloudのユニークな料金体系は効率的であるといえるでしょう。

 

つづいて、コストと対になる「パフォーマンス」を比較していきます。近年のOracle Cloudは、 AWSよりIaaS料金を抑えています。

さらに、忘れてはいけないのがサポートサービスの利用料金です。AWSではサポートサービスに複数のプランが存在し、選択したプランに応じた追加料金が発生します。Oracle Cloudはサポートサービスを利用しても追加料金が発生しないため、サービス全体としてのコストを比較するとOracle Cloudの方が安くなるケースも決して少なくはありません。

 

最後に、運用上のメリットを比較してみましょう。AWSは市場で圧倒的なシェアを誇るため、インターフェースやAPIに採用されている技術がそのまま業界標準となっています。世の中のハードウェア・ソフトウェアベンダーが提供する製品・サービスのほとんどはAWSに準拠した機能を備えているので、異なる製品・サービス同士を連携させ運用しやすいのが利点です。

 

一方、Oracle CloudはストレージのIOPS(1秒間にディスクが処理できる読み込み・書き込みの回数)性能が高く、データベースの運用に向いています。特にIaaS、PaaSのサービスをデータベース構築のために使用する場合、ストレージ性能の良さを十分に活かすことができるはずです。

 

 

 

Oracle Cloudが選ばれる理由:Oracle Database

以上3つのポイント以外にOracle Cloudが選ばれる理由として、「Oracle Database」を安価に、しかも無償サポートつきで利用できることが挙げられます。裏を返せば、Oracle Cloudを導入せずにこのOracle Databaseを利用しようとすると、ライセンス費用は割高になってしまうということです。もし、すでにオンプレミス上でOracle Cloudを導入済みの場合は、Oracle Cloud導入後もライセンスをそのまま引き継いで利用可能です。

 

AWSとOracle Cloudはそれぞれ異なる特徴を持っていますが、特に、データベースの開発・運用を目的として利用する場合はOracle Cloudの利点が目立つ結果となりました。現在パブリッククラウドサービスを比較検討している人は、複数のサービスの特徴をよく調べたうえで、自社が抱える課題の解決に役立つ性能を備えたサービスを選ぶことをおすすめします。

 

 

Text by 井泉湧貴

マーケティングオートメーション(MA)の導入、運用支援等ITコンサルタントとして活躍中。また、BtoB業界を中心に、オウンドメディアでのコンテンツ制作に従事。クラウドソリューション(ITインフラ・クラウドインテグレーションサービス)提供会社のコンテンツ作成や大手クラウドサービスのディベロッパーコミュニティ紹介記事などを手がける。