クラウドを「知ろう」「使おう」
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自社データセンタにOracle Cloudを導入できる!?

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目次

  1. 自社データセンタ内にOracle Cloudは導入できる
  2. Oracle Cloud at Customerとは
  3. Oracle Cloud at Customerを導入するメリット
  4. Oracle Cloud at Customerでクラウド移行に伴う障害を乗り越えよう

社内システムの「オンプレミスからクラウドへの移行」を行う企業は多いですが、一方でいくつかの理由から「クラウドへ移行したくてもできない企業」も決して少なくありません。

 

そんなシチュエーションで役に立つサービスが「Oracle Cloud at Customer」です。Oracle Cloud at Customerは、パブリッククラウドサービスでありながら、自社データセンタ内で利用できるなど、クラウドへの移行を妨げていたさまざまな問題を解決できます。この記事では、Oracle Cloud at Customerは他のクラウドサービスと比べてどんな特徴があるのかご紹介します。

 

 

自社データセンタ内にOracle Cloudは導入できる

パブリッククラウドは、社外のITインフラを利用できるため、「社内にサーバなどのインフラを構築しなくてもよい」ことが特徴の一つでした。

 

インフラの構築に必要な初期コストが不要になるという点に注目すればこの点はメリットといえますが、「大切なデータを社外に出さなければならない」という点に注目すると、逆にデメリットと捉えることもできます。

システムに求められるセキュリティ要件が厳しい場合、機密データを社外に持ち出すことができず、クラウドへの移行が難しいケースも珍しくありません。

 

Oracle Cloudも、通常はユーザー企業の社外にあるデータセンタでデータを保存・管理します。しかし、機密データを社内で管理しなければならない場合には、Oracle Cloud at Customerを利用して自社データセンタ内にパブリッククラウドと同等の環境を構築することも可能です。

 

 

Oracle Cloud at Customerとは

Oracle Cloud at Customerは、Oracle Cloudとまったく同じインフラをユーザー企業の「自社データセンタ内」に設置しOracle Cloudと同様、Oracleが運用を実施するサービス です。Oracle Cloudをそのまま利用する場合と比較して、次のようなメリットがあります。

 

 

Oracle Cloud at Customerを導入するメリット

①機密データを社内で管理できる

オンプレミスと同様、機密データを社外に持ち出すことなく管理できます。セキュリティ要件が厳しく、パブリッククラウドへの移行が難しかったユーザーでもサービスを利用可能です。

 

 

②インフラ管理をOracleに任せられる

ハードウェア障害への対応はサービスベンダであるOracleが行うため、インフラ管理者の運用負荷軽減を実現できます。ハードウェアとソフトウェアはどちらもOracleから提供されており、定額制と従量制を組み合わせた柔軟な料金体系で統一的なサポートが受けられるのが利点です。

 

 

③開発・検証環境をスピーディーに構築できる

クラウドサービスには、インフラ調達にかかる時間が短くて済むため、開発・検証をスピーディーに行えるという利点がありました。Oracle Cloud at Customerは、データこそ社内にあるものの、インフラ調達の方法は通常のOracle Cloudと変わりません。担当者は必要なときに必要な分のリソースを短時間に調達できます。オンプレミスで開発・検証を行う場合と比べると、担当者の作業負担は大きく軽減できるでしょう。

 

 

Oracle Cloud at Customerでクラウド移行に伴う障害を乗り越えよう

オンプレミスからクラウドへの移行は、「システムの運用負荷軽減」「開発・検証業務の効率化」といったさまざまな利点をもたらします。一方で、機密データの社外持ち出しなど、主にセキュリティ面の問題が移行を妨げる障害となっていました。

 

Oracle Cloud at Customerは、そうしたクラウド移行に伴う問題を解決するのに最適なサービスだといえます。導入すれば、既存のパブリッククラウドでは対応できなかった問題も解決できる上に、クラウドならではのメリットはそのまま享受することが可能です。まさにクラウドとオンプレミス両方の「いいとこ取り」ができるサービスだといえるでしょう。また、Oracle Cloud at Customerの導入が実現すれば後々public cloudであるOracle Cloudへの移行もスムーズです。

 

「クラウドサービスに興味があったが、システムに求められる要件を満たすのが厳しく導入を諦めていた」という人は、Oracle Cloud at Customerでその要件を満たすことができないかどうか、ぜひ確かめてみてください。

 

 

Text by 井泉湧貴

マーケティングオートメーション(MA)の導入、運用支援等ITコンサルタントとして活躍中。また、BtoB業界を中心に、オウンドメディアでのコンテンツ制作に従事。クラウドソリューション(ITインフラ・クラウドインテグレーションサービス)提供会社のコンテンツ作成や大手クラウドサービスのディベロッパーコミュニティ紹介記事などを手がける。