クラウドを「知ろう」「使おう」
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目次

  1. Oracle Cloudの歴史
  2. 2018年時点のOracle Cloudの位置づけ
  3. 今後のOracle Cloudの方向性を予想
  4. Oracle Cloudは将来的にもライバルと競争できる力を持つ

Oracle Cloudは数ある大手クラウドサービスの中でも比較的後発のサービスです。それだけに、先行するクラウドサービスについて研究され、その欠点を補うよう様々な工夫がされています。それでは、Oracle Cloudの将来展望はどうなのでしょうか?

 

今回は、Oracle Cloudの将来性について考えてみましょう。

 

 

Oracle Cloudの歴史

Oracle Cloudは2010年にサービスを開始しました。先行するクラウドサービスであるAWS(Amazon Web Service)のサービスインが2006年であることを考えると、やや出遅れた感があります。しかしその分研究されており、その成長ぶりは目覚ましいものがあります。

 

オラクルの2015年度第4四半期の決算では、Oracle CloudのSaaSとPaaSの売上は35%伸びており、 

IaaSの売上との合計は21億ドルに達しているといわれており、Oracle全体の売上からみるとその比率はまだ低いものの、成長頭であることは間違いありません。

 

 

2018年時点のOracle Cloudの位置づけ

それでは、主要なクラウドベンダーとOracleCloudを比較してみましょう。

 

 

 

 

 

今後のOracle Cloudの方向性を予想

クラウドユーザ数の増加はそう遠くない未来に横ばいになると予想されます。というのも、今はクラウドのメリットが認知されて利用者が増加する、いわゆる右肩上がりの状態ですが、クラウドはオンプレミスを駆逐する技術ではありません。必ずオンプレミスも残るため、ある程度クラウドユーザが増えたところで頭打ちをすると思われるからです。

 

その後は、既存のユーザを取り合うことになるでしょう。

Oracle Cloudは今でも十分に競争力がありますが、さらに付加価値をつけるとすれば、AWSやAzureのように、サービスをユーザ側で開発できる環境を整えるという方法が考えられます。特にOracleはJava言語の管理元でもあり、Javaに強い会社です。これを強みとして、Javaを使ってクラウド上でコグニティブ(AI)の開発ができるようにする、というのは有効な戦略かもしれません。

 

 

Oracle Cloudは将来的にもライバルと競争できる力を持つ

Oracleは技術力に定評があり、DBMSも最も人気のある製品のため、今後はそれを全面に出したサービスを展開すると予想されます。

 

特にオンプレミスでOracleDBを使用しているユーザがクラウド化を検討する際、非常に有力な候補となるでしょう。こうした意味では、Oracle Cloudの将来の展望は明るいといえます。

 

さらにJavaを使ったクラウド上でのサービス開発を行えるようにして、AWSやAzureが他の開発言語で提供している開発環境提供という強い強みを取り込んで行けば、一層競争力がますでしょう。 

 

 

 

Text by 井泉湧貴

マーケティングオートメーション(MA)の導入、運用支援等ITコンサルタントとして活躍中。また、BtoB業界を中心に、オウンドメディアでのコンテンツ制作に従事。クラウドソリューション(ITインフラ・クラウドインテグレーションサービス)提供会社のコンテンツ作成や大手クラウドサービスのディベロッパーコミュニティ紹介記事などを手がける。