クラウドを「知ろう」「使おう」
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Oracle Cloud Infrastructure Classic上でのDBのインストールについて

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目次

  1. OCI-Cへのミドルウェア導入について
  2. Windows Serverの構築
  3. Windows Server上でのDBのインストールとインスタンス作成

今回はOracle Cloud Infrastructure Classic (OCI-C) 上でサーバーを構築し、その上にミドルウェア導入までを実施した内容をお伝えしたいと思います。

 

 

OCI-Cへのミドルウェア導入について

OCI-CはOracle Cloud でのIaaSとなるため、サーバーのOSや導入するミドルウェアなどは自由に選択可能ですが、今回は下記環境を構築します。

・OS : Windows Server 2012 R2

・MW : Oracle Database Standard Edition 12cR2 (12.2.0.1)

 

Windows Serverを選択した理由としては、Oracle Cloud のDBCSでOracle Linuxは提供されていますが、Windows Serverは提供されていないためです。

 

具体的な作業内容としては、大きく分けて下記の2つとなります。

・Windows Serverの構築

・Windows Server上でのDBのインストールと構築

 

では早速はじめていきます。

 

 

Windows Serverの構築

最初に、ベースとなるWindows Serverの構築を進めていきます。今回は手軽にサーバー構築が可能なクイックスタートを使用して構築します。サーバーの詳細設定を行う方法は別の記事で詳しく説明しているので、そちらをご確認ください。

 

まず、OCI-Cのサービスコンソール画面に移動し、「インスタンスの作成」を押すと、インスタンス作成の画面に移ります。

 

今回はWindows Serverを構築するため、Microsoft Windows Serverを選択します。

 

なお、選択した際にマーケットプレイス・イメージのインストールのポップアップが出ますが、こちらは同意するにチェックを入れた上でインストールを押します。

 

 

Microsoft Windows Serverを選択すると、画面下部が「RDPアクセスの構成」という内容に変わりますので、ここにサーバーへログインする際に使用するパスワードを設定します。

 

必要な設定を全て入力すると下記画面のようになるので、「作成」ボタンを押してサーバー構築を開始します。

 

構築開始後、10分程度でサーバーが起動しログインが可能になりました。

 

 

起動したサーバーへのログイン方法ですが、先ほどのOracle Cloud のサービスコンソールの画面に戻ると、下記のように現在起動しているインスタンスの一覧が表示されています。作成したサーバーの「パブリックIP」を指定し、リモートデスクトップ接続 (RDP接続) を行うことでサーバーへのログインが可能となります。

 

※ログイン時に指定するユーザ名は「administrator」。パスワードは「RDPアクセスの構成」で設定したパスワードです。

 

 

これで第一段階のベースとなるWindows Serverの構築が完了しました。Cloudなので手軽にサーバー構築が可能です。

 

 

Windows Server上でのDBのインストールとインスタンス作成

続いて、Windows ServerへDBのインストールと構築を行います。

 

まず、下記URLより、DBインストールに必要なソフトウェアをダウンロードします。

 

Oracle Database ソフトウェア・ダウンロード

http://www.oracle.com/technetwork/jp/database/enterprise-edition/downloads/index.html

 

上記画面よりOracle Database 12c Release 2のMicrosoft Windows x64 (64-bit) のファイルをダウンロードします。その後、ダウンロードしたファイルを任意の場所に解凍し、setup.exeをダブルクリックしてOUI (Oracle Universal Installer) を起動します。

 

OUIが起動した後は、DBのパスワードなど必要なパラメータを設定しながら画面を遷移することで、DBのインストールと構築が完了します。

 

DB構築の手順としては、Cloud上のサーバーであることを意識する必要は無く、オンプレミス上で構築するときとなんら変わりなくDB構築ができました。

 

DB構築後にDBにログインし、無事構築されていることが確認できましたので、今回の作業は以上で完了となります。

 

 

今回はOCI-C上でサーバーを構築し、その上にMWとしてDBの導入まで実施しましたが、サーバーの構築からDBのインストール完了まで、わずか1~2時間程度でできました。

 

このように、Cloud上でのサーバー構築は非常に手軽かつ素早く実施でき、今までオンプレミスで使用していたサーバーと同じ感覚で使用できます。

 

また、構築だけではなく、スケールアップ/ダウンなども容易にできるので、まずは気軽に構築を試していただければと思います。

 

最後に、今回の作業を実施した際の注意点を簡単に記載しますので、こちらも参考にしてみてください。

 

  1. 構築したWindows Server 2012 R2にRDP接続ができない。

 

本記事を執筆している時点で、クイックスタートで構築した環境にRDPを使用してログインしようとした際に、エラーが発生して失敗しました。

 

確認したところ、Windows Serverに関する事例として報告がありました。

 

事例の内容ですが、まず2018年3~5月にRDPなどのセキュリティレベルに関わるWindows Updateが配信されています。

 

このWindows Updateの適用状況が接続元と接続先のサーバー間で差異があると、RDP接続に失敗する場合があるという事例です。

 

下記URLに詳細の記載がありますので、対処方法などはこちらをご確認ください。

https://blogs.technet.microsoft.com/askcorejp/2018/05/02/2018-05-rollup-credssp-rdp/

 

 

  1. 作成したサーバーからcomのサイトへのアクセスが失敗する。

 

作成したサーバーからOracle社のサイトにアクセスし、Oracle Databaseのソフトウェアをダウンロードしようとした際に、アクセスが失敗しました。

 

原因調査を行ったところ、Oracle社のサポートサイトであるMy Oracle Supportにて、Oracle Cloud 上のインスタンスからoracle.comドメインへのアクセスが失敗する事例がありました。 (Doc ID.2404291.1)

 

対処方法の詳細は非公開情報なので記載できませんが、ドキュメント記載の対処方法を実施することで回避が可能でしたので、構築したサーバーからOTNやMy Oracle Supportなど、oracle.comドメインのサイトにアクセスしたい場合は、対処方法をご確認ください。