クラウドを「知ろう」「使おう」
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目次

  1. プライベート・イメージ用インスタンスの作成
  2. プライベート・イメージ用インスタンスのカスタマイズ
  3. インスタンス・スナップショットの作成
  4. プライベート・イメージの登録
  5. プライベート・イメージを使用したインスタンス作成
  6. 終わりに

みなさまこんにちは。PSソリューションズのKMです。

 

サーバを構築する際、同じような設定、ミドルウェアを導入したサーバが複数必要となるケースも多いと思います。

Oracle Cloudでは設定、ミドルウェア導入などを実施したインスタンスを作成し、プライベート・イメージとして登録可能であることをご存知でしょうか。

頻繁に使用する構成をプライベート・イメージ化することで、より早くシステムが作成できるようになります。

今回は、Oracle Cloud Infrastructure Classic(OCI-C)でのプライベート・イメージの登録方法の一つをご紹介します。

 

なお、プライベート・イメージの登録方法は、今回ご紹介するやり方の他に、VMイメージをローカル環境で作成し、それをアップロードして登録する手順もあります。

詳しくはマニュアルをご参照ください。

 

 

プライベート・イメージ用インスタンスの作成

まず最初に、プライベート・イメージ登録用のインスタンスを作成します。

Windows,Linuxの両方を選択可能ですが、今回はWindowsサーバを作成します。

 

プライベート・イメージはインスタンス・スナップショットから作成しますが、インスタンス・スナップショットを取得する条件として非永続ブートディスクでブートしている必要があります。

ちなみに、非永続ブートディスクと永続ブートディスクは、該当インスタンスのオーケストレーションを一時停止した際の動作が異なります。

永続ブートディスクの場合は、ブートディスクのオブジェクトが破棄されず、ディスク内のデータは保持されます。

一方、非永続ブートディスクの場合は、ブートディスクのオブジェクトが削除され、ディスク内のデータが破棄されます。

 

 

具体的な作成方法ですが、基本的には以前紹介したインスタンス作成方法に沿ってストレージまでのパラメータを設定します。

Oracle Cloud Infrastructure Classic 上でのDBのインストールについて

 

ストレージの設定項目において、デフォルトでは永続ブート・ディスクが選択されていますが、このディスクを削除することで非永続ブート・ディスクでブートされるようになります。

 

 

「削除」を押下して下記のような画面になれば成功です。

 

 

後は手順に沿ってインスタンス作成を行います。

 

 

プライベート・イメージ用インスタンスのカスタマイズ

作成したインスタンスが起動した後、インスタンスにログインしてプライベート・イメージに設定したい各種カスタマイズを実施します。

今回は例としてtomcatのセットアップを実施しました。

 

 

 

インスタンス・スナップショットの作成

次は、カスタマイズが済んだインスタンスで、インスタンス・スナップショットを取得します。

インスタンスの画面で、下図のように「スナップショットの作成」を選択して押下します。

 

 

下記ポップアップが表示されたら、スナップショットの名前を入力して「作成」

を押下。すると、スナップショットの作成が開始します。

 

 

スナップショット作成の開始後、該当のオーケストレーションを停止してください。

「インスタンス」画面の左上のプルダウンで「インスタンス・スナップショット」を選択することで、取得しているインスタンス・スナップショットの状態を確認できます。

スナップショットの状態が「完了」になっていれば取得完了です。

 

 

 

プライベート・イメージの登録

インスタンス・スナップショットの取得完了後、プライベート・イメージとして登録しましょう。

先ほどのインスタンス・スナップショットの一覧画面にて、対象のスナップショットの右側にあるボタンから「イメージの関連付け」を選択し、押下します。

 

 

下記ポップアップが表示されたら、説明を入力して「OK」を押下し、イメージ登録完了です。

 

 

イメージの関連付けは即時で完了します。関連付けされたイメージの確認は「イメージ」タブ画面のプライベート・イメージ一覧より確認可能です。

 

 

 

プライベート・イメージを使用したインスタンス作成

先ほどまでの作業で、プライベート・イメージの登録が完了しました。最後に、作成したプライベート・イメージを使用してインスタンスを作成します。

「インスタンスの作成」の「イメージ」画面で「プライベート・イメージ」を押下すると、作成したプライベート・イメージを選択できます。

 

 

作成したインスタンスにログインすると、先ほどセットアップしたtomcatが入った状態のインスタンスが起動していることを確認できましたので、今回の目標は達成です。

 

 

 

終わりに

今回は、Oracle Cloud Infrastructure Classic(OCI-C)でのプライベート・イメージの登録方法についてご紹介しました。

プライベート・イメージを活用することで、より効率よくシステム構築を実施できるのでぜひ試してみてください。

注意点としては、非永続ブート・ボリュームのストレージサイズはデフォルトから変更できない点です。大容量ストレージが必要となるカスタマイズは実施できない場合があります。

その場合は、ストレージスナップショットからの複製等をご検討ください。

 

以上となります。ありがとうございました。